灯吾は私が歌を聞いてどう思ったのかなんて、興味がないのだろうか。 その態度はまるで、灯吾の歌に惹かれた私自身を否定されたような寂しさを覚える。 ……涙を流させるくらい心を揺さぶったのは灯吾のくせに。 灯吾。 あなたは何者なの? 私にだってわかる。 あんな風に歌を歌える人はこの世に何人もいない。 あなたは一体。 ……誰なんですか?