「遅いね…2人とも…」 「そうだな…」 グラウンドは見物人で溢れかえっていて、到底人探しができるような状態じゃなかった。 みんな打ち上げはいつかと待ちわびている。 「ホントに待ち合わせ場所、ここでいいの?」 待ち合わせの時計塔の前も段々と人で埋まってきている。 時計塔は石垣の上に立てられていてグラウンドを見渡すのにちょうどよかった。 しかし、私達はまだ千吏と灯吾を見つけ出せないでいる。 早くしないと打ち上げが始まる。 そうしたら本格的に身動きが取れなくなってしまう。