「瑠菜ちゃん!!」 千吏が弾んだ声でふふふと微笑めば、私の背筋に悪寒が走る。 ……嫌な予感がするのは気のせいか。 「行こうよ!!」 笑顔でゴリ押ししようと千吏がジリジリと私を壁際に追い詰めていく。 その動きの素早さと言ったらなかった。 「行くよね?」 「わかったから!!」 そう答えると千吏はニンマリと笑って、最後にひと言付け加えた。 「ちゃんと侑隆さんと灯吾さんも誘っといてね!!」 ……やはりそちらが本命か。 私の嫌な予感はバッチリ当たった。