今にも火花が散りそうな睨みあいを止めたのはハルだった。 「まったく…2人ともやめろよ!!」 俺達を引き剥がすように間に割って入る。 ハルは責めるように男を怒った。 「初対面なのにケンカすることないだろ!!」 男はつーんとそっぽを向いて聞こえない振りをする。 ハルはその態度に呆れながらも改めて俺に向き直った。 「灯吾、こっちは田中侑隆っていって私の仲間」 「どーも」 侑隆と紹介された男はさっきのお返しとばかりに嫌味たっぷりに言い放った。