キミノタメノアイノウタ


“お願いだから…っ…!!歌ってよ!!”

振り絞るように叫んだ瑠菜が。

……どうしても頭から離れない。

(どうして泣いていたんだろう……)

俺には瑠菜の泣いていた理由など見当もつかなかった。

(どうして俺の歌なんか欲しがったんだろう……)

……瑠菜には俺と違って拠り所となるものが沢山あるのに。

どうして、盗み聞いた俺の歌なんか求めたんだ?