「お前さあ……瑠菜にちゃんと説明してやれよ」
タツさんはサンダルを履くなり先ほどとは打って変わって、真剣な表情で俺を睨みつけた。
(説明って……)
思いもよらぬ事を言われて、うろたえているとタツさんが更に続けた。
「俺はさあ…別にお前と侑隆がどんな目的でここにいるにしても反対はしないぜ?でも、瑠菜に心配かけるような真似だけはしないで欲しいわけよ」
「俺は…」
…それ以上、何も言うことが出来なかった。
拳を握りしめて口をつぐむ。
自分が不甲斐ないせいで散々周りに迷惑をかけているのは、ここに来る前から判っていたことだったからだ。



