しばらくすると女達は何事もなかったかのように帰っていった。 隣には代わる代わる客がやってきては、また帰っていった。 そうしているうちにいつの間にかファミレスが最も混む時間帯がやって来る。 俺はようやく話の結末を読み終えて、パタンと本を閉じた。 外れかと思ったがなかなか読みごたえがあった。 妙な満足感と達成感を得て、本をカバンにしまう。 窓から外の様子を窺うと、空から落ちてくる雪が止む気配は一向になかった。 よくよく考えてみれば今年に入ってから初めての雪だった。