大好きな人


「え…あの…
ごめんなさい…」



無意識に出た言葉。


会話が成立していないけどね。





「…は??何で謝るの??」


「特に意味はないけど…」




晃は、ふぅんと言って自分の席に向かった。


最後に"変なヤツ"って付け足して。




付き合ってるのに、
素っ気無く感じたのは私だけ??



昨日とは別人みたい。



晃は…

私の事、本当に好きですか…?







一瞬頭に浮んだ疑問。




なんだか寂しくなった。




キンコンカンコン―。







…遅刻だぁ。