私はね?! 昨日の今日で、恥かしいのにっ… なんで晃は余裕なの?? 「陽菜?いつまでそこにいるの?? 遅刻になっちゃうよ?」 廊下側の席の子が、きょとんとした顔でみてきた。 「あ、うん…ありがとう。」 はぁ~… 深い溜め息が出てしまった。 「随分と、ひで~溜め息だな」 横から声がした。 「誰のせいよ…」 小声で呟いたけど、聞こえちゃったかな? 「…ごめん。」 …は?! 晃が謝った?! 雹でも落ちてくるんじゃないかな?!