次の日、ドアの前で深呼吸をしている栗沢を見た。 かわいいじゃん… 俺はなるべく冷静に話しかけた。 いきなり現れた俺にびくっとする栗沢。 いつも通り話しかけたことが嬉しかったのか、栗沢の表情が明るくなる。 どうしよ、俺めちゃくちゃ意識してんじゃん…… 落ち着け、俺。 栗沢は生徒だ。 俺は教師だ。 意識してはいけない…… はぁ…………