廊下を歩く音が私をより緊張させた。 静かな学校に響く先生と私の足音 「あ、言っとくけど俺も徒歩だから!」 私の方をちらっと見て先生が言う。 徒歩で学校に来てたんだ…先生。 「俺、ここから家も近いしな」 そう言って先生は笑う。 ねぇ…先生… なんで私を送ってくれるなんて言うの? きっと、私じゃなくても先生は送ってあげるだろう。 でも、どこかで期待している自分がいる……