一人でトイレに閉じこもって泣いていた。
ヒロヤスが怖くて、あんなヒロヤス見た事なくて…辛かった。
でも謝ってくれたし、もう二度とこんな事はしてこない。
そう思った。
「ハナ?!どうした??入るよ…」カナメの声がした。
「入らないで!!来ないで!!こんな私見たらひくから…」一時期止まった涙がまた出てきた。
「意味わかんないだけど…とりあえず入るよ!」そう言いトイレのドアを開けた。
「ハナッ!!どうしたのその顔…!?」
「ハハハ。叩かれちゃった…」情けなくて笑っちゃった自分がいた。
「とりあえず、部屋に行こう!!」座り込んだ私を抱き抱えて立たせてベットまで運んでくれた。
私達はベットに座り向かい合って事情を話す事にした。
「ヒロヤス君ひど過ぎるって…いくらなんでも!!」
「あー、もういいんだ。謝ってくれたもん!」
「そういう男はまたやってくるよ!」
「平気だよ!きっと…」無理矢理作り笑いをし、カナメを安心させたかった。
「元はと言えば、うちがハナに聞いて来させなければこんなことには…」
