「うちも知らないんだよ!!ハナ!!聞いてみて…。頼むよぉ…」凄く、抵抗があった。まず、知らない人だから…
「でもカナメって、去年も世界卓球出たんじゃないの??」
「出たけど、あんな人いなかった」
「私と同じ、初出場?!」ニヤッとわざとわらって見せた。
「酷くない?!ハナはヒロヤスがいるでしょ?はい!聞いてくる~!!」
「わっ!!押さないでよ…、私行ってくるよ!!」カナメに押され、軽くキレながらも知らない人に話し掛けに行く。
「あっ…あの…初しゅちゅじょうですよね?!」
(なに?初しゅちゅじょうって…初出場じゃないの?!なに緊張してんのよ…!!)
緊張しながら話し掛けるてみると
「あっ!!僕?初出場だよ!君もだよね…?!」舌を私が噛んだからか分からないけど、やけに笑っていた。
「初出場です。あの…名前聞いてもいいですか…?!」私が怯えながら聞くと
「僕、佐野マサヨシだよ!!みんなからはマヨって呼ばれてんの!!ハナちゃんだよね?マヨって呼んでいいよ!」楽しそうに教えてくれた。
