「傷ついたどころじゃないですよぉ~!!」ため息をついた。
「ハナちゃん、ごめんなさいね…」両手を合わせ申し訳なさそうに片目を閉じていた。
「大丈夫ですよ。謝らなくて…」
私は恋の先輩に愛想笑いをし、カナメに近づいた。
「メグミちゃんに、言われてたね…」カナメがテーブルに置いてあった、チキンを手に取っていた。
「本当だよ~。メグミちゃん言う事一つ一つが胸に刺さるんだよな…」私とチキンを手にして一口食べた。
「ハハハ。あっ!ハナ。大事な話しがあるの!誰も言わないでよ!!ハナに初めて言うんだからね…」
「はいはい!!で、何?」
「うち、あの人が好きになっちゃった!!」食事中に指を指し、その指の先にはヒロヤスがいた。
(えっ?!嘘っ?カナメ、うちが好きなの知ってるはず…)
「えっ?!カナメ。まさかヒロヤスが好きなの…?!」確かめたくて聞いてみた。
「なに言ってんの!ハナ。あの人だよ、あの人。」もう一度指の先を見てみると、全く知らない日本選手がいた。
「誰?私、あの人知らないよ!!」私は心配になり聞いた。
そしたら、
