｢橘選手、お疲れ様でした｣インタビューの方は女性で、慣れた感じでよくスーツが似合う人だった。
｢ありがとうございます｣
｢監督に注意されていましたが、その時の気持ちはどのようだったんですか??｣
(えっ?!それ聞く??)
｢そうですね、途中で怒られて目がどうじに覚めた感じです｣
｢応援の日本人ファンの声援はパワーになりましたか?｣
｢そうですね。やはり応援されると頑張ろうと思うし、特にこれだけ応援されたのは初めての事だったんで、凄く勇気づけられました｣
｢それでは最後にテレビの前の日本人ファンに一言どうぞ!!｣いっきにカメラをドアップで写っていた。
｢これから、勝ち進みたいと思ってますんで応援よろしくおねがいします!｣ 頬が痛くなるくらいのスマイルで言った。
｢ありがとうございました。頑張ってください!｣
｢はい!!ありがとうございました…｣インタビューが終わり、汗を拭きロビーに出た。
