荷物をまとめまず病室を出ると、通すがりの看護師さんに監督が


「娘さん、退院ですか?よかったですね!!」と声をかけられていた。



「そんなのに見えるかな?!」と笑いが止まらなかった。






練習場に戻り、久々の練習になんだか張り切っちゃった私は少し頑張りすぎてしまった。



「膝大丈夫なの?」

「大丈夫?」

「無理すんなよ!」

「ゆっくり慣れてってね!?」 などと、みんなは思ってた以上に優しい言葉をかけてくれた。


なにより私は安心した。



「ハナ?!ハナじゃん!!大丈夫だった?もう、心配したよ!」とカナメにも言われた。


みんなに心配かけちゃったなぁ…と少し申し訳ない気持ちだった。



練習が終わって、休憩中。



携帯をチェックしていると、メールが1件来ていた。

宛先は[渡邉ヒロヤス君]。


(あれっ?!なんでヒロヤス君なんだ??)


メールを開けると


「下の自動販売機に来て!」との内容だった。