あまりにもいきなりすぎて、動揺しそうになったけど、必死に平然を装った。 「ねぇ?どうすれば良いのかな…告白なんて初めてされたし。」 「それを…なんで俺に聞くの?」 「なんでって…だって、陸は弟で…」 弟なんて、簡単に言うなよ 俺は―お前の事、姉貴として見てねーのに 1人の女にしか見えてないのに― 一番聞きたくなかった 姉貴からの【弟】という言葉―― でも、言えない。 あくまでも俺は―姉貴の前では【弟】を演じなければならないから。