ばか。…だいすき。

重い荷物を持って迷わず走っていると



ドンッ

「ひぁっ!?」



・・・何かにぶつかった。

「すっすみませ・・・て、あかり?」

少し低めな
聞き覚えのある声。




思わず顔をあげた。



「・・・翔先輩・・・」

すらっとした長身に
無造作にセットされたやわらかな焦げ茶の髪。
澄んだ瞳。

・・・多分、誰もが認めるイケメンで、

軽音楽部の先輩。
先輩もあたしもドラムだから、色々と教えてもらってる。