禁断の惨劇



『【あいつ】の倒し方だよッッ!!』

口調が強い。
あいつ…まさか!



『ホントか!?』



『あぁ、まさかとは思ったがパソコンをいじっていたら偶然見つけてな』


そんな偶然…まさか運命か。

でも…。


『いや、もう今となってはどうでもいい

そんなの関わってたら

また【あいつ】に誰か殺されてしまう

俺はもう嫌なんだ…』



『気持ちは分かるが…
お前の為に言ってんだぞ!

いや、正確にはお前の妹とあいつの為だな

お前のおふくろさんから聞いたぞ
妹さん、俺達が行ってた高校に行くんだってな

もしかしたら妹さん殺されるかも知れないんだぞ!?

それに、あいつの仇討ちでもあるんだ』




『………くそッ!』



『で?お前はどうする
あいつを倒したい気持ちはあるのか?
惨劇を止めたい気持ちはあるのか?』




俺は―………