「こんなものーー!!」
叫び終わったのかと思ったら、首もとで光る秘玉飾りをちぎろうとした。
が、丈夫なのか切れない。
「それは証。運命の形、そう簡単に壊れはしません」
他人事のように語るフロウもフロウだ。煽ってどうするの。
すると今度は振り返り、近くにある家具を投げ始めた。
「えっ……落ち着いて下さい、皇妃さま!」
このままでは危ないと思い、皇妃さまの腕にしがみつき、動きを押さえようとした。
でも虚しく、先程まで飲んでいたお茶のカップなどが無惨にも音を立てて砕け散る。
「すみません、何かあったのでしょうか」
騒ぎを聞きつけて来たのか、メイドさんまでやって来た。
「きゃ、皇妃さま!」
「ーーその名で呼ぶなっ!!」
仕舞には、椅子までもを投げ始める。
さらにひどい音が響く。何で、こんなことになっているのよーー!
「だ、誰か皇妃さまをお止めになって」
野次馬が集まってきたのか、いろいろな声が聞こえる。
もう何が、どうなっているのよ!
叫び終わったのかと思ったら、首もとで光る秘玉飾りをちぎろうとした。
が、丈夫なのか切れない。
「それは証。運命の形、そう簡単に壊れはしません」
他人事のように語るフロウもフロウだ。煽ってどうするの。
すると今度は振り返り、近くにある家具を投げ始めた。
「えっ……落ち着いて下さい、皇妃さま!」
このままでは危ないと思い、皇妃さまの腕にしがみつき、動きを押さえようとした。
でも虚しく、先程まで飲んでいたお茶のカップなどが無惨にも音を立てて砕け散る。
「すみません、何かあったのでしょうか」
騒ぎを聞きつけて来たのか、メイドさんまでやって来た。
「きゃ、皇妃さま!」
「ーーその名で呼ぶなっ!!」
仕舞には、椅子までもを投げ始める。
さらにひどい音が響く。何で、こんなことになっているのよーー!
「だ、誰か皇妃さまをお止めになって」
野次馬が集まってきたのか、いろいろな声が聞こえる。
もう何が、どうなっているのよ!


