【長】純白花嫁


「ご飯は食べられる? 薬は?」

 リュイスは意外にも世話焼きなところがあるのかもしれない。
 あわてているが、必死にそう聞いている姿を見て、そう思う。

「食欲はあんまりないから、果物を食べているよ」
「しっかり食べないと治りも悪くなるぞ」
「でもムリして食べることなんてできないし」

 無理して食べて、戻したりしたら意味がない。
 さっぱりした果物を少しずつ食べて、今は様子を見ている状態だ。

「なら、後はゆっくり休んで。もう起きなくていいから」
「……うん、そうさせてもらう。ありがとう」

 こういうときは、気弱になってしまうのか、人の親切に甘えてしまう。
 しんどいというよりはだるいのが強く、今は体を起こしているよりも、寝た状態の方が楽なのだ。

「もう眠っていいから。また一段落したら、様子を見に来るから」
「ごめんね、わざわざありがとう」

 不思議と横になった途端に眠気が襲ってくる。
 暖かい日差しを感じながら、瞳を閉じて、眠りについた。