必死に大丈夫だからといったおかげか、その後は部屋でひとりゆっくり過ごしている。
この手の疲れは、寝てご飯をしっかり取ったらすぐ直るはず。
なのに、どうして彼はここにいるのだろう。
「合歓! 風邪をひいたってきいたけど、本当なのか!? 薬は、医者は……それに」
「お、落ち着いてよ! てか、どうしてリュイスが今ここにいるの。執務中じゃないの」
「それがメイドたちが合歓が風邪をひいたと噂していたから、居てもたってもいられなくて、今朝先に起きて、仕事に行ったのがいけなかった」
頭を抱えて悩む姿を見ると、リュイスの方が重症に見えてしまう。
久々に取り乱す彼の姿を、普段なら止めるだろうけれど、今はそんな元気すらあまりなかった。
とりあえず、話しやすいように体を起こす。それすらもひやひや様子で見るリュイス。
少し遅れてから、起きて大丈夫なのかと聞きながら、体を支えてくれる。
「仕事は仕方ないでしょう。朝、わたしが起きるのもかなり遅くむしろ起こされて、その時に気付いたのだから。それよりも、メイドが噂をしていたってどういうこと?」
「休憩していたら、声が聞こえてきたんだ」
「どこで? まさか執務室から?」
「あぁ」
ぜんぜん大丈夫じゃなかった、あのメイドたち……。元気になったら、ちゃんと言っておかないと、と心に留める。
「わたしが風邪をひいているというのは、ここの宮のメイドたちしか知らないはずだけど」
「じゃあ噂が広まってこっちのメイドまで届いたということか」
とんでもない情報の速さに、メイドたちのコミュニティのすごさを思い知らされる。
もっと役立つときに、役立ててほしい。そういうものは。
この手の疲れは、寝てご飯をしっかり取ったらすぐ直るはず。
なのに、どうして彼はここにいるのだろう。
「合歓! 風邪をひいたってきいたけど、本当なのか!? 薬は、医者は……それに」
「お、落ち着いてよ! てか、どうしてリュイスが今ここにいるの。執務中じゃないの」
「それがメイドたちが合歓が風邪をひいたと噂していたから、居てもたってもいられなくて、今朝先に起きて、仕事に行ったのがいけなかった」
頭を抱えて悩む姿を見ると、リュイスの方が重症に見えてしまう。
久々に取り乱す彼の姿を、普段なら止めるだろうけれど、今はそんな元気すらあまりなかった。
とりあえず、話しやすいように体を起こす。それすらもひやひや様子で見るリュイス。
少し遅れてから、起きて大丈夫なのかと聞きながら、体を支えてくれる。
「仕事は仕方ないでしょう。朝、わたしが起きるのもかなり遅くむしろ起こされて、その時に気付いたのだから。それよりも、メイドが噂をしていたってどういうこと?」
「休憩していたら、声が聞こえてきたんだ」
「どこで? まさか執務室から?」
「あぁ」
ぜんぜん大丈夫じゃなかった、あのメイドたち……。元気になったら、ちゃんと言っておかないと、と心に留める。
「わたしが風邪をひいているというのは、ここの宮のメイドたちしか知らないはずだけど」
「じゃあ噂が広まってこっちのメイドまで届いたということか」
とんでもない情報の速さに、メイドたちのコミュニティのすごさを思い知らされる。
もっと役立つときに、役立ててほしい。そういうものは。


