……不思議。翌朝目覚めて、まず思った事はそれだった。
あれほど、寝ることが心配だったのに、何事もなく朝を迎えている。傍らで眠っているリュイスを見るが、見る限りずっとそばに居続けてくれたようだ。
「ごめんね」
口から零れるのは、謝罪の言葉。なのに、その言葉は届いてほしくないと思う自分もいる。
心配なんて、かけたくないのに。甘えさせてもらって嬉しい、なんて思う醜い自分もいた。
彼の腕からそっと抜け出し、洗面台に向かう。
朝は不思議。数時間前の闇なんて、まったくないみたいなんだもの。そう、夢の事もそれ自体が夢のように。
「そう言えば、あの子どこかで」
以前から夢で会った事がある。いや、それ以上にわたしの知っている人?
って考えても仕方ない! 結論は分からないけど、フロウに一応聞いてみよう。
顔を洗ってから、部屋に戻ると、ベッドで寝ている人はすでに起きていた。
「あれ、起きてたの?」
「合歓が傍にいないのなら、寝てても意味ないでしょ」
まだ寝起きなのか、ぼうっとしているリュイスは可愛かった。
彼の反応にももうだいぶ慣れてきた。普段は、国のために精進する皇太子だけど、本当は子どもっぽく純真で甘えた。
特に、今は寝ぼけているのか、余計にそう感じる。
ベッドに戻り、隣に座る。
「昨日はありがとう、不思議なくらいによく眠れたよ」
「よかった、これからも落ち着くまでいてあげるから」
「うん、あ、それで。今日丁度フロウと会う予定があるからその時に聞いてみるよ」
不安な気持ちも少しはマシになっていく自分に安心していた。
あれほど、寝ることが心配だったのに、何事もなく朝を迎えている。傍らで眠っているリュイスを見るが、見る限りずっとそばに居続けてくれたようだ。
「ごめんね」
口から零れるのは、謝罪の言葉。なのに、その言葉は届いてほしくないと思う自分もいる。
心配なんて、かけたくないのに。甘えさせてもらって嬉しい、なんて思う醜い自分もいた。
彼の腕からそっと抜け出し、洗面台に向かう。
朝は不思議。数時間前の闇なんて、まったくないみたいなんだもの。そう、夢の事もそれ自体が夢のように。
「そう言えば、あの子どこかで」
以前から夢で会った事がある。いや、それ以上にわたしの知っている人?
って考えても仕方ない! 結論は分からないけど、フロウに一応聞いてみよう。
顔を洗ってから、部屋に戻ると、ベッドで寝ている人はすでに起きていた。
「あれ、起きてたの?」
「合歓が傍にいないのなら、寝てても意味ないでしょ」
まだ寝起きなのか、ぼうっとしているリュイスは可愛かった。
彼の反応にももうだいぶ慣れてきた。普段は、国のために精進する皇太子だけど、本当は子どもっぽく純真で甘えた。
特に、今は寝ぼけているのか、余計にそう感じる。
ベッドに戻り、隣に座る。
「昨日はありがとう、不思議なくらいによく眠れたよ」
「よかった、これからも落ち着くまでいてあげるから」
「うん、あ、それで。今日丁度フロウと会う予定があるからその時に聞いてみるよ」
不安な気持ちも少しはマシになっていく自分に安心していた。


