「夢の中に女の子がいるの。だけど寂しい、怖いっていった後に、急に苦しくなってきて」
もしかして、助けを求めているの?
でも、どこの誰が、何のために。
「彼女の感情が入り込んでくるみたいだった」
「……朝になったら管理者に相談してみよう。妃に起こる出来事で彼女以上に詳しい人はいないし」
うん、と軽く頷いた。
大分落ち着いてきた。けど分からない、寝たらまた同じことになるのではないかって。
「リュイス、わたし今日起きておく。疲れているでしょう、気にせずに休んでおいてね」
ベッドから立ち上がり、彼に向かって言う。
なのに、体はすぐにベッドに戻った。
「何言ってるんだよ」
腕を掴まれ、ベッドに仰向けに倒れる。
「寝なかったら、余計に体に悪いよ」
「でも怖い、またなるんじゃないかって」
そう言うと、安心させるように覆い被さり、抱き締められた。
「ずっとこうしているから、合歓が落ち着いて、寝られるように」
こんなときにそんな言葉は反則だよ。嬉しくて泣きそう。
リュイスの温かさはわたしに安心をもたらしてくれる。


