「この場所で生きる意味。それを選んだわけ。
それは、この世界のすべてがわたしに必要なことであり、また必要としてくれたからです。
人びとの喜び、苦悩、驚きーー。
とても新鮮でした。
その時わたしは決めました。この世界が、そして人々がわたしを必要としてくれる限り、わたしはわたしの役目を果たしましょう。
この国に繁栄をもたらしましょう。
小さな一歩でもやがて大きな結果として残ることを信じています。わたしにその希望を与えてくれてありがとうございます」
笑顔でそう言い切ったあと、深く礼をした。
あんなにうるさかった周りが静まり返った。
まずかったのかな。
そう後悔した次の瞬間、どっと歓声が起こった。
「合歓様、ありがとう!」
「わたしたちのために真剣に考えてくれてありがとうございます!」
たくさんの声が聞こえたとき、涙が一筋流れた。
「ほら大丈夫だろう? みんな分かっているんだ」
そう言ってくれたリュイスに抱きついた。そして泣いた。
感謝の気持ちでいっぱいになりながら。


