感じるのは眩い光。
閉じた瞳を開けて、見えたのは緑の世界。
この世界には便利さも使い慣れた器具もないけれど、温かさがある。
居ても意味ないと思っていたのに、必要としてくれる人がいる。
それだけで嬉しいと思えるんだ。
「おかえり」
次に聞いたのは一番聞きたかった声。
リュイスはベッドで寝ているようであるわたしのそばで椅子に腰掛けている。
「ただいま」
とびきりの笑顔で言えてるかしら。
ここがこれからのわたしの国……やっと帰ってきたよ。
「これまでみた中でも一番の笑顔だよ」
「ええ、何か吹っ切れたみたいに気分がいいの」
リュイスと会うのもやはり久しぶりなのに、そのように感じない。
心のどこかで繋がっているみたい。
「此処にいてくれたんだ」
「そりゃ真っ先に出迎えしないといけないからな」
乾いた笑い声が響いた。
でもこうしてまともに話すのは本当に久しぶりで緊張している。
まるで、恋に落ちたトキみたいに。


