ただ今9時15分‥
あたし達はまさにクリーニングにきている
先生に連絡をしたところこの純白のドレスは伝統だから遅れてでも着て必ず来なさいということで‥
にしても暇だなあ
「ねえー咲帆??」
静が怠そうに話かけてくる
「ん??」
「式典、始まっちゃってるね」
「そうだね」
台本にでも書かれているような会話をしていると
遠くの方から声がして
「出来ました!」
ワインでぐちゃぐちゃになったドレスが元の純白のドレスになっていた
「ささ、早く用意をお願いします!出来次第呼んでください。すぐにお送りいたします。」
とだけ言い残して足速に出て行った
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