真っ赤な絨毯の長い廊下をずっと歩いていると前から人が歩いてくるのがわかった
突然、黒の美男子は立ち止まって背筋を伸ばした
前には黒の美男子がいるから誰に会ったのかわからない
「おっせえんだよ!」
「ひゃっ」
ヤバッ‥‥!
いきなり大きい声出すからビックリして声が出てしまった
「あ?後ろに誰かいんのか?」
誰かいんのか?
って‥あたしのこと見えてない??
あたしは恐る恐る黒の美男子の後ろから前にいる人物を見た
「やっと来やがったか!」
そう言うと思いっきり手を引かれた
そのせいで体のバランスを崩したあたしは前のめりになって
気づくとあたしはキングの胸に飛びこんでいた
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