遥「はい!


  部室、そろそろだよー」








少しでもこの雰囲気を壊したくて、少し話しかけてみた。









遥「木壱君は何処の高校から来たのー?」

木「…、竹城高校」

遥「竹高!?


  あそこめっちゃ陸上強いよねー!
  憧れてた!」

木「…」

遥「あ、木壱君の種目は何?」

木「…短距離」

遥「そうなんだ!


  短距離はうちに一人いるからねー、
  一緒に競って練習してあげてね」

木「…お前」

遥「っ、何で木壱君は引っ越してきたの?」

木「………親の都合」

遥「そっか!」







すると、部室が見えてきた。








遥「アレ!

  部室だよー」







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