ただ走る。跳ぶ。投げる。


それだけを行う部活。






それでも、私たちはその全てが好きだった。好きだったから今まで続けてこれた。








私たちは、この桐山高校の陸上部の部員。

今は、3年0人、2年5人、1年3人という学校の中でもかなり人数が少なめな部活。







3年は部室に退部届けを投げてやめていった。









"つまんない"







そういって、私達に背を向けた。







その言葉は、今までの全てを否定しているようだった。







あの日を境に、先輩たちとの関わりや絆…全てが消えてしまった。
























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