ピチチ…。


チュンチュン…。



「今日もいい天気だ。お前もそう思うだろう?」



庭から朝日が差し込んでいた。



庭の片隅に少女が1人立っている。


髪はうっすら黒色だが、肌は色白である。



再び、周りには見えない物が見えるようになった。



あの恐ろしい体験を経て…。



あの日から、俺はあの人を待ち続けている。



彼女と再会した、この地で…。