輝くんに優しく肩を抱かれながら、館内に入っていく。
その途中に、後ろに居る桐生くんと一瞬目が合った気がした。
…気がした、だけ。
「まいかちゃん、1つだけ約束して?」
「…約束?」
「そう!」
輝くんの顔がグッと近づく。
唇と唇が触れそうな距離になって急に方向転換。
この人は恥ずかしすぎることを軽くやってのけるプレイボーイ…。
耳に唇が軽く触れて、
「今日一日は彼女になって?
それと、キリュウのことは考えないでね…?」
胸の高鳴りが押さえきれずにただ頷いて、近距離の輝くんを遠ざけるのに精一杯になる。
そんなあたしの姿を見て輝くんは楽しそうに笑って「可愛い」と呟いた。
何でこの人は、あたしをこんなに嬉しい気分にしてくれるんだろう…。
何でこの人を、あたしは好きにならないのだろう…
「…もしあたしが、輝くんのことを本気ですきになったら、
輝くんは、あたしと一緒に居てくれる…?」
「…え?」
「っな、なんでもないっ!!ごめん、違うの、本当になんでもないっ!!」
嫌々と手を振るあたしの動きを静止すると、掴んだあたしの手を輝くんはそのまま口に入れた。
「…っちょっ、な、やめて…なに、ね、…ひゃ…っ」
舌で丁寧に指先をなめられて、背筋がゾクゾクする。
その途中に、後ろに居る桐生くんと一瞬目が合った気がした。
…気がした、だけ。
「まいかちゃん、1つだけ約束して?」
「…約束?」
「そう!」
輝くんの顔がグッと近づく。
唇と唇が触れそうな距離になって急に方向転換。
この人は恥ずかしすぎることを軽くやってのけるプレイボーイ…。
耳に唇が軽く触れて、
「今日一日は彼女になって?
それと、キリュウのことは考えないでね…?」
胸の高鳴りが押さえきれずにただ頷いて、近距離の輝くんを遠ざけるのに精一杯になる。
そんなあたしの姿を見て輝くんは楽しそうに笑って「可愛い」と呟いた。
何でこの人は、あたしをこんなに嬉しい気分にしてくれるんだろう…。
何でこの人を、あたしは好きにならないのだろう…
「…もしあたしが、輝くんのことを本気ですきになったら、
輝くんは、あたしと一緒に居てくれる…?」
「…え?」
「っな、なんでもないっ!!ごめん、違うの、本当になんでもないっ!!」
嫌々と手を振るあたしの動きを静止すると、掴んだあたしの手を輝くんはそのまま口に入れた。
「…っちょっ、な、やめて…なに、ね、…ひゃ…っ」
舌で丁寧に指先をなめられて、背筋がゾクゾクする。

