先生が出席簿を片手に教室に入ってきた。


「はいおはよー。
全員揃ってるかー出席取るぞー」


あたしの至福の時間★
出席!
だって桐生くんのお声が聞けてしまうのですから…//


「桐生ー」


「…す」


ああああああ
今「ウス」って言ったのね!
なのに「す」しか発せなかったところに
激萌える!!
はあぁあああぁあぁぁ
桐生くんのおくちがうらやましい…


「佐藤ーいないのかー」


「いますよ先生!あたしが学校に来るのは桐生くんのためですから!」


なぜか立ち上がって熱弁している
あ・た・し
こんなんじゃ告ったのどーぜーん
照れるし照れるしー?
「佐藤…俺も…お前と…陸上のために学校に来てるんだ…」
「…え…」
「だから、その…」



ひゃあああああああ


朝から妄想絶好調★←


「あーもー佐藤。立ち上がって踊られるとひじょーに迷惑だ★」


「踊りじゃありません!!ただ妄想して悶えてるだけです」


キャハっと笑いかけると綺麗にスルーされ、出席確認が再開された。

軽くふてくされながらちらっと桐生くんを盗み見すると


爆・睡


うん…予想の範疇っすね。





そんな態度もだいすきだもん。