「今日はすぐにホテルへ向かいまーす!
明日の集合時間は7:30です!
各自朝食を摂ってからホテルのロビーに集合してくださいねーっ」


オダナオ(略してみた)がどうぞーっと言うようにホテルの入り口からどいて、
生徒たちを先生と混ざって誘導する。


「まいかーっ
あたしと一緒の部屋だから、行くよ」


美紗が人並みに逆らって迎えに来てくれた。
やっぱ持つべきものは友だよねっ★


「じゃ」


隣で手首を掴んでいてくれた桐生くんの手がそっと離れた。


「…あつい…」


「だねー、やっぱ流石沖縄ーって感じ。
さ、行こっ」


桐生くんが触れていた部分が熱を持っている。
あつい、あつい、あつい。




「これが恋ですよっ!」



ウハハと笑いながら宣言★
イエス、マイロード!



「せんせー暑さにやられたのがいまーす!!
病院に送ってくださーい」


「ちょおおおおおっと待とうよ美紗ちゃん???!」


「おぉ、それはいい案だ」


「せんせーまでえええ!!!」



なんだかこの旅行、超楽しくなりそう…!