放課後になったら走って帰ってやろうかと思ったけれど、
窓から部活中の桐生くんが見れるからいいやー
というポジティブシンキングゥで残ってあげた。←


英語のプリントは3枚。
桐生くんのも合わせて6枚。


あぁ分からない、分かれない、分かる気ない。


何?
DoだのDidだの分詞構文だのなんやのかんやの…
あたしには関係ないわ!!
だって桐生くんが居ればさー
いいんだもーん♪


乙女万歳…!


ちらっとグラウンドに目をやると、無意識に桐生くんの姿を探す。
授業中は眠そうだし、全てのことにおいて無関心だけど
走っているときはキラキラしてて、
風みたいに速くて、
生き生きしてて、
誰よりもかっこいい…。


あたしったら何ポエマってんのよー


「はっずかしいいいいいい」


顔を両手で覆って悶えているところに誰かが教室に入ってきた。


そんなのお構いなしよ★
きっと英語の先生で、まじめにやってるか見に来たのよー
アハ、まじめじゃなくてすんませんね∀