男って、こわい。
「坂井って、お前のこと好きらしいよ」
「そんなはず、ねぇだろ」
今、5メートルぐらい前でそんな嘘話が繰り広げられている。
坂井は私ですけどー!!
「もし告られたらどうする?」
にやにやしながら青木が高野に聞く。
だからここに本人いるって!
そういう話は陰でコソコソ話して!泣
「え…」
高野がちらっとこっちを見る。顔が真っ赤だ。
「どうなんだよ?」
青木が高野にひじでツンツンする。
「…つきあう、よ」
私の顔は火が出そうなくらい熱くなった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…