「だから私、啓を思い出に出来なかった。 啓の死と姉の死にそんなに合間が無かった。 啓が死んだ1ヶ月後。 姉が事故に遭った。」 「…………」 後半、寺畑さんは何にも言わなくなっていた。 多分、寺畑さんの知らなかった私の心情と事実のギャップが激しかったのだろう。