「りっちゃん、あなたの為の選択なのね?
相手の方のこと、ちゃんと愛せているのよね?」


「はい」


おばさんは、私の前に座った。


「なら私は反対しないわ。
早くにお母さんとお姉さんを亡くしたあなたなら、今の私たち夫婦の気持ちが解るわよね……

幸せになりなさい」


おばさんは私の手を握りながら話してくれた。」


「あぁ、俺もだ。
りっちゃんの行きたい、正しい道を選べば良い。」


私は幸せだ…
死んだ彼氏のご両親にまで、こんなに優しくしてもらえるんだ。