「加藤さん、ちょっと」


「はい」


同じ会社のオフィスで働く上司、寺畑栄一さん。


「今日空いてるよね?」


「もちろんです」


「良かった
話があるんだ。
今日は俺ん家で」


彼は私の彼氏だ。
付き合って2年目。
彼は私にとって欠かせない存在