恵美さんの言葉を無視するかのように、従兄弟はせっかちに言う。早く甥に会いたいのが見える。待たされた時間が、相当長く感じたのであろう。凱旋門から二番の地下鉄で、三つ目の駅に甥の店があった。店はパリの生活の匂いがする細い道路に面している。やはり派手な看板はなく、入口の上に『たき』と目立たぬように書いてあった。この遠慮気味の看板は、故郷の地名である。店は透きガラスで囲われており、道路から店内が見える。入り口にテーブルが五つ置いてあり、その奥にカウンタが設けられていた。待ちかねたように、甥がそのカウンタの中から出てきた。多分近所の人であろう、一つのテーブルに三人家族が座って、上手に箸を使いながら食事を楽しんでいた。
「綺麗なお店ね」
伊沙子さんは例によって明るく言う。甥はそれに答えてにっこり笑いながら、奥まったテーブルに案内してくれた。そして、日本語でかかれたメニューを持ってきた。
「さあ々どうぞ、何にします?」
「日本食ばかりね!」
伊沙子さんは久しぶりの日本食に弾んだ声で言う。そして、恵美さんは、付け加えた。
「日本食専門の店なのよ」
「そうなんです、日本食の専門店なんです」
「そういえば、ガイドさんが言ってたわね、日本食は健康食の代名詞だって」
伊沙子さんは話の糸口を引き出した。
「そうなんですよ、地元の人がよく来てくれますよ」
「知る人ぞ知るってところですね」
伊沙子さんが会話を弾ませる。
「綺麗なお店ね」
伊沙子さんは例によって明るく言う。甥はそれに答えてにっこり笑いながら、奥まったテーブルに案内してくれた。そして、日本語でかかれたメニューを持ってきた。
「さあ々どうぞ、何にします?」
「日本食ばかりね!」
伊沙子さんは久しぶりの日本食に弾んだ声で言う。そして、恵美さんは、付け加えた。
「日本食専門の店なのよ」
「そうなんです、日本食の専門店なんです」
「そういえば、ガイドさんが言ってたわね、日本食は健康食の代名詞だって」
伊沙子さんは話の糸口を引き出した。
「そうなんですよ、地元の人がよく来てくれますよ」
「知る人ぞ知るってところですね」
伊沙子さんが会話を弾ませる。



