パリ・ローマ幻想紀行

階段を登りきったところはホールになっていて、凱旋門にまつわる資料博物館になっていた。この資料博物館は後で見ることにして、屋上の展望台へと急いだ。風が少しあったが、雲の切れ間から太陽の光が差していた。階段を登りきった快感もあったが、ここから見る景観も素晴らしい。モンパルナスタワーからは、ポンペイの遺跡のように見えていたが、ここから眺めるパリには、新芽の息吹を感じさせる。五本の大きな通りが真っ直ぐに放射状に広がっている。小さな通りを入れると、十二本の通りが放射状に広がっていた。
「凄いわね、あれがシャンゼリゼ大通りね。一、二、三、四、五本あるわ。あそこに小高く見えるのがモンマルトルよ。エッフエル塔があの方向で、モンパルナスタワーがあの方角だわ。私達が泊まったホテルのあるところよ」