夕食を済ませた一行は、この旅行のハイライトであるセーヌ川の遊覧船に乗った。乗船場は、フランソワ一世広場に近いところにある。雲は依然として垂れ込めていた。日中はギラギラとした太陽で暑かったが、船上では震えんばかりの寒さであった。船上は各国の人で一杯であった。散らばっていた各国の観光客が、この船に集められたようである。
流れを感じさせないセーヌ川の水面を、船は滑るように走った。静止して見える遠景の建物を撫でるように、近景の木立が船の速度に合わせてゆっくりと移動し、その遠景の建物が、連続的に次から次へと変化する。最初にアンヴァリッド橋をくぐり、アレクサンドル三世橋をくぐったところで、ブルボン宮が見えてきた。そして、正午頃私達がオルセー美術館を出て、セーヌ川の畔を散歩し、オペラ座に向かう途中に渡ったコンコルド橋をくぐった。
見慣れた時計台があるオルセー美術館がゆっくりと姿を現す。私はここで『白い馬』の絵の前にたたずみ、ゴーガンと長い時間対話をした。ロワイヤル橋、カルーセル橋の下をくぐり、ルーヴル美術館がゆっくりと姿を現す。モナリザの前で、この絵はまだ未完成であることについて、ダビンチと語り合った。木立は遠景の建物を撫でるようにして、連続的に景色が移り変わる。
最高裁判所がゆっくりと姿を現す。そして、ノートルダム寺院の見慣れた姿が現れた。最後の審判、天国と地獄、愛に付いてイエスと語り合った。伊沙子さんがアイスクリームを買ってきてくれたっけ。船はシテ島を回り、元来た航路を引き返す。丸い塔を持つラ・コンシェルジュが見えてきた。マリー・アントワネットがここに投獄され、ここから断頭台に連れて行かれたのだ。次から次へと現れる景色は、旅行で辿ってきた思いをゆっくりと、過去のものへと置き去りにしてゆく。まるで旅行の総集編を見ているようだ。
流れを感じさせないセーヌ川の水面を、船は滑るように走った。静止して見える遠景の建物を撫でるように、近景の木立が船の速度に合わせてゆっくりと移動し、その遠景の建物が、連続的に次から次へと変化する。最初にアンヴァリッド橋をくぐり、アレクサンドル三世橋をくぐったところで、ブルボン宮が見えてきた。そして、正午頃私達がオルセー美術館を出て、セーヌ川の畔を散歩し、オペラ座に向かう途中に渡ったコンコルド橋をくぐった。
見慣れた時計台があるオルセー美術館がゆっくりと姿を現す。私はここで『白い馬』の絵の前にたたずみ、ゴーガンと長い時間対話をした。ロワイヤル橋、カルーセル橋の下をくぐり、ルーヴル美術館がゆっくりと姿を現す。モナリザの前で、この絵はまだ未完成であることについて、ダビンチと語り合った。木立は遠景の建物を撫でるようにして、連続的に景色が移り変わる。
最高裁判所がゆっくりと姿を現す。そして、ノートルダム寺院の見慣れた姿が現れた。最後の審判、天国と地獄、愛に付いてイエスと語り合った。伊沙子さんがアイスクリームを買ってきてくれたっけ。船はシテ島を回り、元来た航路を引き返す。丸い塔を持つラ・コンシェルジュが見えてきた。マリー・アントワネットがここに投獄され、ここから断頭台に連れて行かれたのだ。次から次へと現れる景色は、旅行で辿ってきた思いをゆっくりと、過去のものへと置き去りにしてゆく。まるで旅行の総集編を見ているようだ。



