聞こえてきた方を向くと 1台の紺のバンが停まっている。 助手席の窓が開き、 中から林クンの顔が覗く。 「垣崎、こっち!」 昼間の温かい日差しの中で 改めて見る林クンはやっぱり格好いい。 昨日は夜だったし、 あんまり話もできなかったから 今更ながら照れてくる。