love letter〜初恋の奇跡〜





1年近く彼氏のいないアタシを


おネェなりに心配してくれてるのかも。


「まぁ、とりあえず楽しんで来る♪」


「ん、行ってらっしゃい^^」


おネェはそう言って、葉書を差し出す。


アタシはそれを受け取って玄関から出る。




家の前にはもう迎えの車が来てた。


白のステーションワゴン、司の車だ。


「遅ぇよ。早く乗れ」


「幹事サン、ご苦労(笑)」


そう言いながら


アタシは真ん中の座席に乗り込む。