「ちょっ…、いつの間にッ?!」
「ん?廊下に落ちてた」
――絶対ウソだ。
アタシは呆れて何も言えない。
司はうちのおネェに弱いから、
(おネェが強いとも言うが…)
何かあると二人で画策しては
アタシをからかうのだ。
だから、悪友。
幼なじみだなんて、言ってあげない。
「もうッ、司の奴!」
アタシはおネェを睨みながら、
頬を膨らます。
「まぁ、今日は楽しんでおいで
司チャンだって
気にかけてくれてるんでしょ?
琴羽にサプライズまでして」
司、そこまでおネェに話したんかい^^;
でも、からかいながらも
おネェはいつも応援してくれるんだ。

