『どうせ、暇なんでしょ? 一緒にお花見行こうよ』 好美のそんな優しさに 甘えてしまいたい気分だが、 司とのお花見デートにお邪魔するほど アタシはデリカシーのない人間ではない。 「いいよぉ。司と二人で楽しんできな」 アタシなりに気を使ったのだが 返ってきたのは意外な答え。 『司いないから、私も今日一人なの!』 「え?なんで?喧嘩でもした?」 『違う、違う。急遽仕事入ったんだって』 「え〜〜?」