「…最悪だろ?」 アタシが何も言えず俯いていると 林クンが言う。 「手紙を書いた後、 こんな手紙でよかったのか、 こんな手紙を読んだら 垣崎が傷付くんじゃないかとか 色んな事考えて… そしたら出せなかった…」 アタシは何も言う事ができない。 林クンは尚も続ける。 「卒業式の日に 泣いてた垣崎を思い出す度に また泣くんじゃないかって… これから新しい生活が始まるのに 泣かせたくないって思ったんだ」