外は子供達の声で賑わっているのに アタシ達の空気は静まり返っている。 「………」 林クンが何も話さないから アタシも何も喋れない。 不安になる。 たった1分が1時間にも感じる。 車の外では子供たちが 相変わらずはしゃいでいる。 アタシが視線をグラウンドに向けた瞬間、 林クンが沈黙を破る。 「あのさ…」