「それに垣崎にお金を出させたら


後で叔父さんに何言われる事か…」


アタシは半分上の空でそれを了承する。


「ご馳走さまです…」


「うん、サンキュ」


林クンはテーブルの上の伝票を持つと


レジへと歩いて行く。




アタシは財布をバッグに戻しながら、


さっきの言葉の意味を考える。




林クンは確かに”今度”って言った。




――それって……


またこうして会ってくれるって事?




アタシ…、


自分でも分かるくらい


今ニヤけてる。