あれから2週間が経つけど、
相変わらずあたしは一度も取り乱したりしていないし、
普段のように学校にも行っている。

それでも一つだけ、
出来なくなったことがあった。


電車に乗りたくないのだ。

洸輝の命を奪った、それにあたしは乗ろうとするとどうしても吐き気が止まらなくなる。



それを見た柚がカウンセリングをすすめてくれた。


カウンセリングは、特に心が軽くなるということもないけど
ただ話を聞いてもらえるというだけで楽になる時もあった。


それに、電車に乗れないっていうこと意外は心身ともに健康そのものなのだ。

電車も、そのうち乗れるようになるだろうぐらいに思っていた。





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